平成七年 松原八幡神社秋季例大祭 年番旧中村
≪灘のけんか祭り≫
七月に拝殿大屋根が大改修され、美しい破風造り姿を披露した年であり
旧木場村屋台の新調・舊松原村では獅子屋台を新調と重なり大きく盛り
上がったように記憶しています。
本宮、舊松原村の獅子屋台が先頭で御旅所へ向かうところ
数え年四十四歳の同級生達で獅子係を務める
傘鉾で盛り上がっていました。未明には宮から御旅所への
道中と山上別宮での神事、祭事全体の安全を祈願する
「露払い」行事をすませたのに続いての大役でした。
(神官行列よりの前で務める)
獅子屋台幟を筆頭に広畠練り場に到着した時は、
待ちわびていた大観衆の歓声を今でもはっきり
覚えています。(この年は祭りの進行が大変遅れ)
2時間余り前から準備、会場で待機してくれていた
灘中学校放送部員や指導の先生方には気の毒だった。
空中高く練上げては、地上に叩きつけるがごとくに
落としを繰り返す、この太鼓の音は翌年
平成八年七月一日には次のように認定されています。
「日本の音百選≪灘のけんか祭 だんじり太鼓≫」
この間に、旧東山村 神社のぼり と神官一行の行列が続き
山上の別宮に向かっています。
三木城別所氏からの焼き打ち、羽柴秀吉の怒りと二重苦の
松原八幡神社が苦難の時、旧東山村の氏子が自分の仕事と
禰宜・神官を務めていたことに由来して、今日まで続いて
来ている行事です。
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