きものを着る④

虫干し


どんなに丁寧にしまっていても、


たん笥や衣装函などにきものを入れたままにしておくと、


湿気をおびてきていまいます。


年に何度か、そのきものを着ることが一番いい方法ですが、


留袖、喪服などそうはいかないきものもあると思います。


年に一度はぐらいは、風を通し、湿気やカビ等トラブルから守る事を


「虫干し」といい、手入れに欠かせない昔から伝わる知恵です。

新しく誂えて一度も手を通さずにしまっているから大丈夫。


それはとんでもない間違いです最近の家屋は密閉度が高く、


湿気がこもりやすくなっていますから必ず「虫干し」をすることです。


時期は10月下旬から11月上旬、あるいは1月下旬か2月上旬の


晴天が2日以上続いた天気の良い日を選び、


午前10時頃から午後2時まで窓を開け


風通しの良い場所のロープを張り、きもの用ハンガーなどにつるし


この時直射日光に当たらないように必ず日陰干しにします、


照明も切っておくと良いでしょう。


面倒なようでもこうする事できものは本人はもとより


子や孫の代になっても楽しく着れるものも有ります。

Keisyou-an

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